15 3月 2020 - 16:39
米国防総省が、タージ―基地が甚大な被害を受けたことを認める

米国防総省は、多国籍軍が駐留するイラクの軍事基地への攻撃で3人の米兵が負傷し、そのうち2人が重体であることを認めました。

(ABNA24.com) ファールス通信によりますと、ペンタゴン・国防総省は15日曜の声明で、2人の米兵士イラク・バグダッドの病院に入院中であるとしています。

14日土曜、バグダッド北部のタージー基地にある米軍駐留地が、25発のロケット弾により攻撃を受けました。

11日のタージ―基地へのロケット攻撃では、米兵、米人請負業者、英兵がそれぞれ一人ずつ死亡しています。

米国は、イラク民兵組織のハシャド・アルシャビをこの事件の実行者であるとして非難し、13日未明にイラク国内の4地域にある同組織の軍事基地を攻撃しましたが、これにより、イラク防衛軍と警官数十人が死傷しました。

アメリカは、この攻撃が基地に対する直近の攻撃への報復であると主張していますが、これまでにタージー基地への攻撃について犯行声明を出したグループはありません。

一部のアナリストは、米国のハシャド・アルシャビの拠点への襲撃と、イラクの抵抗組織の司令官の暗殺への状況づくりの可能性があると語っています。